2017/12/10

お詫びと解説

先日先行発売しました「Mika Type ろ」につきまして、掲載歌詞の一部と音源に相違がございましたのでご報告致します。

オリジナル盤〔アナタサガシ〕収録「まどろみ」
掲載歌詞 – ぬるく春は吹き荒れて/ここから逃がしてくれる
歌唱歌詞 – 遠く離れることを望んではなかった

今回収録に当たりリアレンジした際に歌詞変更になりましたが、
旧バージョンの歌詞のまま掲載してしまいました。
1曲目より戸惑いを感じさせてしまいましたこと、また相違部分を残したまま商品として世に出してしまいましたこと、お詫び申し上げます。
大変申し訳ありませんでした。

○解説○
折角ですので(折角なのかどうかはさておき)変更理由を解説してみたいと思います。
この楽曲が生まれたのはもう数年も前のことで、CD収録したのは自身初のミニアルバム「月夜のかけおち」でした。
この時はアルバムのラストに収録しました。

楽曲内容としましては、どういう理由なのかきっと不本意に離れてしまった慕い人に対しての想いを歌っているのですが、最後に
「ぬるく春は吹き荒れて/ここから逃がしてくれる」と、あの人を忘れさせてくれる、忘れよう、気持ちに折り合いをつけよう、という感情が詰まっています。
その後「あなたの夢を見たくて/また眠るの」と締めることにより、最後にもう一度だけあなたと会いたいという気持ち、と同時に裏テーマとしましては、もしかして死ぬの?死ぬ直前はあなたで終わりたいということ!?という、私自身の楽曲全体のテーマにも通じる歌詞で終わります。
アルバムラストの曲ということもあり、眠るように終わりたいという気持ちも当時はあったかと思います。

しかし、今回はその楽曲を1曲目に持って来ました。
それにより私の中ではこの曲の持つ意味合いが少し変わり、
いやいや物語はこれから始まるし、まだ終われないし、生霊になってでもまたあなたに会いに行ってやるーー!!
という強い感情(言葉を選んでしまいましたが簡単に言うと「恨みがましさ」です。笑)になりました。
それにより「遠く離れることを望んではなかった」を繰り返し、まだ気持ちを引きずる歌詞のままにしたかった、というのが変更の経緯です。
「あなたの夢を見たくて/また眠るの」と締める部分も、こうして眠っている間にも会いたい、そして眠っている間に生霊にな(もういいか。以下割愛。笑)

私自身のこれまでのアルバムもそうですし毎回のライブもそうなのですが、全体を通して頭の中には常に物語が生まれています。
楽曲の順番を変えることにより新たな主人公が生まれ、それぞれの楽曲に対して新しい解釈が見つかることがたくさんあります。
きっとこれからもこんな風にアルバム制作やライブ制作を続けていくかと思います。
その過程で今回のようにやらかしてしまうこともあるかとは思うのですが、極力このようなことがないよう身を引き締めて取り組んで参りますので、どうぞ今後ともよろしくお願い致します。

もしかしたら「まどろみ」をライブの最後に歌う時は、旧バージョンの歌詞で歌うこともあるかもしれません。
その時は私と同じように、またはあなたの頭の中で、それぞれの物語が生まれていたなら、小林未郁としてとても幸せでございます。

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